Microsoft
Exchange用Enterprise Server Solutionにおけるレイテンシの影響
文書 ID : KB14139
最終更新日時
: 2007-08-24
文書の種類 : What Is
環境
·
Microsoft®
Exchange 用BlackBerry® Enterprise Server
詳細
この文書は、レイテンシ(latency)がMicrosoft Exchange用BlackBerry Enterprise Server
Solutionのパフォーマンスへ与える可能性のある影響の概要と、BlackBerry Enterprise
Serverとメッセージング環境との接続に与えるマイナスの影響を記しています。
企業が成長するにつれ、ネットワークも同じようになります。 グローバルなオフィスをLAN (Local Area
Network)接続でオフィスの接続性を維持するのは不可能になるため、地理的に離れたオフィスでは一般的にWAN
(Wide Area Network)接続によって接続されています。 Microsoft
Exchange用BlackBerry Enterprise Serverでは、BlackBerry Enterprise ServerはMicrosoft
ExchangeサーバーにMAPI(Messaging Application Programming
Interface) プロトコルを使用して接続します。MAPIは、WAN接続ではなくLAN接続で機能するように設計されたプロトコルです。LAN接続は早く、レイテンシは低くなりますが、WAN接続は信頼性がLAN接続より低く、レイテンシは高くなります。ネットワークのレイテンシを理解するには、ネットワークパフォーマンスにおけるMAPIの役割を理解する必要があります。
Exchange用BlackBerry Enterprise Serverは、MAPI通知システムを使います。それによってBlackBerryデバイスユーザーにMAPI
Adviseセッションを登録します。新しいアイテムがユーザーのメールボックスに届いた時や変更が発生した時は、Microsoft Exchange サーバーからBlackBerry
Enterprise Serverへ変更を通知するUDP通知が送信されます。この通知を受け取ると、BlackBerry Enterprise
Serverはアイテムの処理を開始します。レイテンシが高く、パケットロスやネットワーク混雑、複数のホップカウントがエンドポイント間(この場合は、BlackBerry Enterprise ServerとExchange
メールサーバー)に存在する環境では、これらのUDPパケットが目的地に届かない可能性が高くなります。これはBlackBerry
Enterprise Server環境に於いては、BlackBerry Enterprise
ServerはMicrosoft Exchange
サーバーが送信した変更通知を受け取れないことを意味することになります。
TCP/IPのようにプロトコル自体がエラー修正機能を持つのではなく、UDPを使用しているアプリケーションは、アプリケーションレベルでエラー処理プロセスを行います。BlackBerry Enterprise
Serverは、定期的にメールボックスを再スキャンすることにより、アイテムが変更されているにも関わらず、通知を受け取っていない場合を確認し、エラー修正を行います。
UDP通知が届いているかに関わらず、すべての新しいアイテムや変更を処理するためにBlackBerry Enterprise Serverはメールボックスの再スキャンを行います。再スキャンは15分から30分の間隔で実行されるため、変更されたアイテムのUDP通知が届いていない場合は、BlackBerry Enterprise
Serverは15分から30分後に処理を開始します。
BlackBerry
Enterprise ServerとMicrosoft Exchangeサーバー間のレイテンシが増加すると、UDP通知の配信の成功を妨げる要因も増加します。レイテンシが増加するとアプリーション間のTCP/IPを使用したデータ転送に必要な時間も増加します。例えば、BlackBerry
Enterprise ServerとMicrosoft Exchange
サーバー間のレイテンシが高い場合は、これら2つのアプリケーション間のデータ転送時間も長くなります。増加した転送時間は、WAN接続のレイテンシと関連しており、帯域幅には必ずしも関連がありません。これはネットワークレイテンシにより、TCPの確認応答時間が増加し、次のデータ転送が行われるまでに遅延が発生したためです。
BlackBerry
Enterprise Server とMicrosoft Exchange
サーバー間にレイテンシがある場合、メッセージング環境内でレイテンシが存在することが予測されます。
最善のパフォーマンスを確保するために、次の文書の推奨事項に従うようにお勧めします。
Capacity Planning and Performance Tuning for Environments Using
the BlackBerry Enterprise Solution
追加情報
メモ:
UDPの詳細な説明については、Request For Comment 768を参照してください。RFC768はインターネット経由で入手できます。